循環型産業の可能性

14.琉球の「戒律」が教えるもの

2012年7月1日:琉球新報寄稿

s_oosirosensei 日米は「真の人間」となれ

危険なオスプレイの配備や普天間基地の辺野古移設にこだわり、琉球人の常識では理解できない言葉や計画が連日のように発信されている。

なぜこのような理不尽で非人間的なことが決行されようとしているのか。人間として守らなければならないことを想定している琉球の戒律に基づいて、日本人とアメリカ人の人間性について考えてみたい。

琉球においては古来より崇高な「真の人間」として守らなければならない厳しい戒律がある。それは、私たちの先祖から授かったものであり、すべての琉球人が「真の人間」として生きていくための心のよりどころとなっているものである。

その戒律の主なものは

(1)老人・父母を敬いなさい。

(2)先祖や死者の御霊は丁重に弔いなさい。

(3)神様が鎮座する拝所を汚したり破壊してはいけない。

(4)すべての生き物の命を大切に守り、感謝と喜びの心を持ちなさい。

(5)うそをついてはいけない。

(6)人をだましてはいけない。

(7)人を殺してはいけない。

(8)人に被害を与えてはいけない。

(9)人の財産を奪ってはいけない。

(10)人の妻や夫を奪ってはいけない。

この戒律こそ琉球の「真の人間」としての誇りと高いレベルの文化、平和、自由、平等、博愛の精神の基層となっているものである。この戒律を無視し守らないことは、恥知らずの人間として最も忌み嫌われる行為である。「恥ぬありわど人間(にんじん)やる」という格言は、この戒律を守ることが「真の人間」としての証しであり、守らないことは人間ではないということになる。

この戒律は、琉球人に授けられたものであるが、琉球の社会に深い関わりのあるものは、すべてこの戒律を守らなければ「真の人間」としては認められないことになる。鳩山元首相が「恥を知れ」と罵倒されたのは、この戒律を守り、「真の人間」として約束したことは実現してもらいたいという願いと激励がこめられた言葉であると私は理解している。鳩山氏には是非琉球の戒律を学んで普天間基地の県外移設を実現していただきたい。

さて琉球人の貴重な財産である肥沃な田畑、家屋敷、拝所などを暴力で収奪して建設した軍事基地を使って人を殺したり、うそをついたりして、琉球人が得るべき利益を横取りしているすべてのアメリカ人と日本人は、琉球の戒律を守らない恥知らずの者であり「真の人間」として認められない私利私欲に走り回る害虫の類いとなる。すべての琉球人の願いは、オバマ大統領と野田首相が琉球の戒律を守り、奪い取った琉球の財産をすべて琉球に返還して「真の人間」として琉球人に向き合っていただきたいということである。

(大城喜信(おおしろきしん)、農業コンサルタント)

PAGETOP
Copyright © よんき産業研究会 All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.