循環型産業の可能性

8.だいこんの花

2011年4月20日 :琉球新報寄稿

s_oosirosensei (社会貢献と事業成長で独創的な飲食店「だいこんの花」の経営者伊志嶺勲氏((株)アメニティ社長)に会って、その取り組みについてお話を聞いた。

「だいこんの花」は、「食文化を通して地域の人々の心と体の健康をサポートする」ことを経営理念とするバイキングスタイルの飲食店である。

人間の心と体の健康の根源は「食」であり、提供する料理の素材の大部分は無農薬・有機農産物を利用しているのが大きな特色である。

経験豊かな腕のよいシェフの優れた企画力と創意・工夫によって準備される80種類を超える料理は、素材の持つ「おいしさ」を引き出し、食通を自認する何人でも納得させる「おいしい味」を提供してくれる。

開店時間前からたくさんの行列ができるほど多くの客を呼び込み、静かな雰囲気の中で食事を楽しんでいる光景が散見される。私自身も定期的に足を運んでその「おいしい味」を楽しんでいる者の一人である。

同店には1日に千人以上の来客があり、1年間の総延べ人数は40万人に達するという盛況ぶりである。無農薬・有機農産物は、多くの人々の心と体の健康によいということが広く認知されていることを実証しているのみならず、飲食業関係の企業活動にも大きな底力を発揮することが分かる。

店内には誇りと喜びに満ちあふれた生産者の写真がこだわりのメッセージとともに数多く展示されている。

お客さんに対する生産現場の明確な情報発信である。店内からは食材と健康に関する情報やその他の有益な情報も多く発信されている。

「だいこんの花」は、市場流通の農産物から契約農家の有機農産物の利用に転換してから今年で7年目になる。その間、右肩上がりに経営も向上し、喜びと感謝に満ちた企業活動を展開している。私は、伊志嶺社長の今後のさらなる活躍に大きな期待をしている。

(大城喜信(おおしろきしん)、農業コンサルタント)

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